テレワークの普及により、静かで集中できる作業環境を求める声が高まっています。中でも注目されているのが個室ブースです。遮音性や快適性に優れ、Web会議や資料作成に適した空間を手軽に確保できます。
この記事では、個室ブースのメリットや注意点、選び方、おすすめの個室ブースをわかりやすく解説します。最後まで読んでもらえば、自分の働き方に合ったテレワーク個室ブースの選び方が理解できるでしょう。
テレワーク個室ブースとは?
静かな作業環境を求める声が高まる中、個室ブースはなぜ注目されているのでしょうか。シーン別の活用方法とともに見ていきましょう。
なぜ今、個室ブースが注目されているのか?
コロナ禍をきっかけにテレワークが広がり、在宅勤務が普及しました。それに伴い、仕事に集中できる静かな空間を求める声が増えています。
特に、Web会議中の雑音や生活音に悩む人は多く、Web会議中の物音に関するアンケートでは、46%が「会議中の音が気になる」と答えました。こうした課題を受けて、遮音性が高く省スペースで設置できる個室ブースの導入が進んでいます。
たとえば、株式会社ブイキューブが販売するテレキューブは、累計30,000台以上の設置実績を誇り、学校や空港のラウンジでも利用されています。静かで集中できる環境に整えることが、これからの働き方に欠かせないポイントになるでしょう。
参照:おすすめのテレワークブース5選を紹介します!、TELECUBE
どんな人におすすめ?活用シーン別の使い方
個室ブースは、静かな環境で作業したい方やWeb会議に集中したい方におすすめです。具体的な活用シーンは、以下の通りです。
・自宅:リビングの一角に簡易型の個室ブースを置けば、家族の生活音を気にせず仕事に集中できます。防音性に優れたタイプなら、会議中の会話も家族に聞こえにくくなるでしょう。
・オフィス:会議室が足りないときや、機密情報を扱う際に活用されています。決まった席がないフリーアドレス制の企業では、集中できる場所として重宝されています。
・外出先:駅や商業施設にある個室ブースを使えば、営業の合間に急な会議や資料作成にも対応できます。移動時間に作業したいときも便利です。
どこで働くかを選べる時代だからこそ、静かな場所を確保できる個室ブースは、自分に合った働き方を整えたい人にぴったりです。
テレワーク個室ブースのメリット
個室ブースは、テレワーク環境を整えるうえで多くのメリットがあります。以下で、集中力の向上や情報保護といった具体的なメリットをご紹介します。
集中力アップで作業効率が向上
周囲の音や視線を気にせず、集中して業務に取り組めるのが個室ブースのメリットです。産業経済新聞社では、Web会議の質を高めるためにテレキューブを導入しました。ブース内の残響時間は0.14秒に抑えられ、反響音が少ないため、声も聞き取りやすいです。
外部の音も遮断され、機密性の高い会議も安心して行えるようになりました。クライアント対応にはブースを、それ以外の業務は通常の席と使い分けることで、業務に合った環境を選べるようになり、集中力の向上につながっています。
参照:"ニューノーマル"へのオフィス改革2台の「テレキューブ」が快適なWeb会議環境を提供
プライバシー保護で機密情報も安心
個室ブースは、周囲に会話が漏れにくく、機密情報のやり取りに適した空間です。オープンスペースや共用会議室では、話の内容が周囲に聞かれるリスクがあり、情報管理の面で不安が残ります。
こうした課題に対応するため、関東化成工業では、遠隔地の取引先とのやり取りを目的に1人用と4人用のブースを導入。防音性の高い空間でWeb会議を行えるようになり、安心して重要な内容を共有できる環境が整いました。
周囲を気にせず大切な情報を扱える環境は、これからのテレワークに欠かせない要素のひとつといえるでしょう。
関連リンク:https://www.kaikatsu.jp/column/030739.html
テレワーク個室ブースの種類と選び方
テレワーク個室ブースは、設置場所や使い方にあわせて選びましょう。それぞれのタイプの特徴を紹介します。
手軽に始められるオープンタイプの特徴
オープンタイプの個室ブースは、コストを抑えて作業環境を整えたい方に向いています。三方を囲むパーテーション構造で、視線を遮りながらも圧迫感が少なく、空間になじみやすいのが特徴です。素材が軽く、組み立てるのも簡単なため、設置も自分でできます。
価格帯は、2万円台からと比較的安価です。自宅のリビングやオフィスの一角に気軽に導入できます。防音性は低いですが、視線を遮るだけでも集中しやすくなり、テレオペや資料作成などの短時間業務に適しています。必要なときだけ設置する使い方も可能なので、スペースを有効活用したい方にもおすすめです。
関連リンク:https://www.kaikatsu.jp/column/012877.html
周囲の音を抑制してくれるセミクローズタイプの特徴
セミクローズタイプは、騒音を軽減しつつ、落ち着いた空間で作業したい方に適しています。四方を囲み、天井の一部が開放されているため、閉塞感が少なく快適に過ごせます。完全防音ではありませんが、Web会議にも適した遮音性です。
価格は20万円台から、高性能なモデルだと50万〜60万円程度。換気や照明の追加工事が不要なため、導入しやすい点も魅力です。ただし、天井が空いているので、上の階や周囲の騒音が入りやすい場合があります。
本格的な防音性能のクローズタイプの特徴
クローズタイプの個室ブースは、周囲の音を気にせずに仕事をしたい人に適しています。天井・壁・床がしっかり囲まれているので、音が外にもれにくく、外の音も入りにくいのが特徴です。
Web会議や大事な商談、集中して作業したいときに使われます。イナバインターナショナル株式会社のビズブレイクは、室内に音が響きにくく、長時間滞在しても快適に過ごせる仕様になっています。
価格帯は、100万円以上と高めで、消防法に基づく安全基準の確認が必要です。自宅用ではなく、企業向けの個室ブースといえるでしょう。
テレワーク個室ブース導入時の注意点
個室ブースの設置には、場所選びと搬入ルートの確認が重要です。導入前に押さえておきたいポイントを紹介します。
設置スペースと搬入経路の確認方法
個室ブースの導入には、設置スペースと搬入経路の確認が欠かせません。設置場所は、通路や出入口を避け、壁際など静かな場所を選ぶと作業に集中しやすくなります。窓際に置く場合は、地震によるガラス落下対策も必要です。
搬入前には、通路やエレベーター、扉の幅や高さ、曲がり角や段差も確認しましょう。寸法が合わない場合に備え、分解できるタイプを選ぶと安心です。準備を怠ると、当日に搬入できないトラブルにつながることもあります。
2025年おすすめの個室ブース6選
個室ブースには、機能や使い心地の異なるさまざまなタイプがあります。ここでは、おすすめの個室ブース6選を紹介します。
快活CLUB
快活CLUBでは、1人から複数名で利用できる鍵付きの個室ブースが用意されています。レギュラールームにはリクライニングチェアとデスクが備えられており、Web会議や資料作成にも適しています。
マットタイプの部屋では、靴を脱いでリラックスしながら作業できるため、長時間の滞在にも適しています。より広いスペースが必要な場合は、レギュラールームの約1.2倍のワイドルームや、約2倍のVIPルームも選択できます。
お近くの店舗はこちら
kolo(コロ)
画像引用:株式会社関家具
株式会社関家具が提供koloは、防音性とデザイン性を両立した個室ブースです。高い遮音・吸音性により、Web会議や商談、集中作業に適した静かな環境に整えてくれます。天井には換気ファンが標準搭載され、常に空気が循環する設計です。
サイズは1人用のSolo、ゆったりサイズのMidi、2人以上で使えるDuoを含めた豊富なラインナップ。シンプルな構造で、短時間での組み立てが可能な点も導入しやすいポイントです。
参照:kolo|株式会社関家具
fore(フォーレ)

画像引用:オフィス家具
foreは、会話のしやすさと周囲への音もれなどに配慮された個室ブースです。人の声がもっとも届きやすい500〜1,000Hzの周波数帯域で、高水準の吸音性を発揮。反響を抑えて声が通りやすい空間をつくります。
高さは1,515mm・1,835mm・1,995mmの3タイプから選べ、視線や音の遮断レベルを調整できます。パネルの組み合わせも自由で、目的に応じたレイアウトに対応可能です。
参照:fore|オフィス家具
I・SPACE(アイ・スペース)

画像引用:株式会社樹サイン
I・SPACEは、防音性とカスタマイズ性を備えた個室ブースです。吸音材と遮音材を組み合わせた構造で、周囲への音漏れを抑えてくれます。自社工場で一貫生産しているため、短納期かつリーズナブルな価格で提供されているのも特徴です。
サイズは1人用から8人用まであり、オフィスに合わせたデザイン調整も柔軟に行えます。豊富なオプションも用意されており、業務内容や設置場所に応じ最適なブースを選べます。
One-Bo Plus(ワンボプラス)

画像引用:株式会社プラザクリエイト
株式会社プラザクリエイトが提供するOne-Bo Plusは、遮音性とプライバシー性に優れた個室ブースです。三方向の壁に吸音パネルを備えており、外部の音をしっかり軽減してくれます。
キャスター付きで移動がしやすく、レイアウト変更にも柔軟に対応可能です。LED照明と換気ファンが標準搭載され、快適な環境を維持できます。USB付のコンセントも搭載されており、長時間の滞在にも適した個室ブースです。
Biz Break(ビズブレイク)

画像引用:イナバインターナショナル株式会社
ビズブレイクは、イナバの剛性構造とKEN OKUYAMA DESIGNによる上質なデザインを融合させた個室ブースです。ウレタン入りのドアと有孔パネルにより、吸音性にも優れています。
包み込むような天板形状で作業性も高く、配線に便利なコードホールパネルも装備。快適かつ機能的な空間を提供してくれます。
2-4人用会議ブースの機能比較
2〜4人用会議ブースの機能を、クローズタイプ、セミクローズ、オープンの3種類で比較してみましょう。
|
会議ブースのタイプ |
機能 |
使用シーン |
|
クローズ |
・遮音性がある ・機密性が高い |
・クライアントとの商談 ・社内の重要な会議 |
|
セミクローズ |
・通気性がある ・適度な遮音がある |
・チームのブレインストーミング ・日常的なミーティング |
|
オープン |
・設置が簡単 ・コストが低い |
・短時間のミーティング ・カジュアルミーティング |
クローズタイプは、遮音性に優れたタイプが多く、情報漏洩リスクを抑えたい会議に適しています。クライアントとの商談や社内の重要な会議で活用されています。
セミクローズタイプは天井が開いていて通気性があり、閉塞感が少ない構造です。ブレインストーミングやチームミーティングに向いています。オープンタイプは設置しやすく、短時間の打ち合わせやカジュアルなミーティングに便利です。
テレワーク個室ブースに関するよくある質問
ここでは、テレワーク個室ブースに関するよくある質問についてお答えします。
個室ブースのデメリットとは
個室ブースは、圧迫感があり、オフィスが狭く感じられるのがデメリットです。四方を囲むクローズ型やセミクローズ型は、1台ごとの設置面積が大きく、複数台並べると通路が狭くなり、動線が妨げられる可能性があるのです。
愛知県名古屋市の名駅南オフィスの事例を紹介します。こちらでは、空間の閉塞感を和らげるため、会議室にガラスパーテーションを採用。その結果、作業環境の快適さに加えて、チームの雰囲気も外部に伝わりやすくなったようです。
このように個室ブースを設置する際は、働きやすさと見た目の開放感を考えるのがポイントです。必要に応じて専門業者に相談し、的確なアドバイスを受けると安心でしょう。
快活CLUBで快適なテレワークを
快活CLUBには、集中できる環境で作業したい方に最適な個室ブースがあります。換気システムやUSB電源、プリンターなどの設備もそろい、出張のときや隙間時間のテレワークにも便利です。
靴を脱いでくつろげるマットタイプの部屋や、リクライニングチェア付きの部屋など、用途に応じたブース選びができます。快適な空間でテレワークしたい方は、快活CLUBをぜひご利用ください。
まとめ
テレワーク個室ブースは、出張先、オフィス、自宅など、場所を選ばずに仕事に集中できる環境をつくるのに役立ちます。周囲の音を気にせず作業ができる点や、大事な会話を安心して行える点がメリットです。
しかし、設置スペースや消防法などの注意点もあります。この記事を参考にしながら、自分の働き方や使う場所に合った個室ブースを見つけて、仕事する環境をより快適に整えましょう。手軽に利用できる快活クラブの個室ブースもぜひご利用ください。

