リモートワークスペースで生産性UP!最新の厳選スポット12選ガイド

自宅では集中できない、カフェでは騒がしすぎる──そんな悩みを抱えるリモートワーカーの強い味方が「リモートワークスペース」です。コロナ禍を経て働き方が多様化する中、テレワークや副業を快適にこなすために、利便性・設備・コストのバランスがとれたスペースが求められています。

この記事では、東京都内の最新スポットの中から、アクセス良好・完全個室・リーズナブルなど多様なニーズに応える12のリモートワークスペースを紹介します。

リモートワークスペースの選び方と特徴

リモートワークスペースにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を理解することが快適な作業環境づくりの第一歩です。代表的なものに「コワーキングスペース」「シェアオフィス」「レンタルオフィス」「カフェ」「図書館」などがあります。

選び方のポイントは以下の3点です。

  • 立地:通勤や移動の利便性を考慮し、自宅から近い場所や交通機関のアクセスが良いエリアを選びましょう。

  • 設備:Wi-Fi、電源、会議室、プリンターなど、必要な設備が整っているか確認しましょう。

  • 料金システム:月額契約、時間単位、ドロップインなど、使用頻度に合った料金体系を選ぶことが大切です。

働き方のトレンド

コロナ禍をきっかけに急速に広まったリモートワークは、一時的な対応策から、継続的な働き方の選択肢へと変化しつつあります。国土交通省の「令和5年度テレワーク人口実態調査」によると、直近1年間にテレワークを実施した雇用型就業者の割合は、地域によって若干の減少が見られるものの、全国平均ではコロナ前の水準を大きく上回る水準を維持しています。

こうした流れの中で、リモートワークを戦略的に取り入れている企業の一例が、サイボウズです。同社は「100人いれば100通りの働き方がある」という考えのもと、早くから多様な働き方を実現する制度作りに力を注いできました。単なる制度導入にとどまらず、「制度」「ツール」「風土」という3つの側面からリモートワークを支える体制を整備しています。

出典:国土交通省「令和5年度テレワーク人口実態調査-調査結果(概要)」

出典:サイボウズ株式会社「リモートワーク」

快適な仕事環境を実現する3つのポイント

快適な仕事環境を実現するためには、下記のポイントを押さえる必要があります。

ポイント

基準・対策

ユーザーの声・専門家のコメント

通信環境

・高速かつ安定したインターネット回線(光回線推奨)

・回線速度:下り100Mbps以上、上り50Mbps以上が目安

・セキュリティ対策としてVPN利用を推奨

・「Zoom会議中に映像が止まることがなくなり、ストレスが激減しました」(IT系フリーランス)

・「通信環境の品質は生産性を左右します。業務用に安定した回線を選ぶことが重要です」(ネットワークエンジニア・Y氏)

作業スペース

・十分なデスクの広さと高さ調整可能なチェア

・自然光が入る明るい部屋、適切な室温・換気

・背景や防音にも配慮しWeb会議に対応

・「作業用のデスクを整えたら、腰痛が改善し集中力が上がりました」(ライター・30代女性)

セキュリティ

・他人に画面を見られない配置

・ノートPCに指紋認証やパスワードロックを設定

・クラウドストレージを利用し情報を暗号化保管

・「特に業務で個人情報を扱う場合は、第三者がいない環境やセキュリティツールの導入が不可欠です」(セキュリティアドバイザー・K氏)

自宅作業と比べて得られるメリット

リモートワークには、下記のメリットがあります。

ポイント

内容

実際のユーザー体験

1集中力向上

専用の作業環境で集中しやすい

「家では集中できなかったけど、ワークスペースでは作業が2倍進むようになった」(Webデザイナー)

ワークライフバランス

家から近いスペースを選ぶことで通勤時間を削減

「保育園の送迎後すぐに仕事ができるので、生活がスムーズに回るようになりました」(在宅勤務の母親)

コスト削減

オフィス賃料や光熱費の負担が不要

「月数万円のオフィス賃料を削減でき、浮いた費用で業務ツールを充実させました」(個人事業主)

人脈形成

異業種交流イベントや常連利用者との会話から生まれるビジネスチャンス

「コワーキングスペースで出会った方と新しいプロジェクトを始めました」(マーケター)

モチベーション維持

周囲の働く姿勢に刺激され、日々の仕事に張りが出る

「毎朝出勤する感覚で切り替えられ、モチベーションが保てています」(クリエイター)

注意すべきデメリット

リモートワークを行う際は、下記のデメリットを理解しておくことが大切です。

ポイント

内容

利用者の声

孤独感

雑談が少なく孤独を感じやすい

「話し相手がいない日が続くと気持ちが沈みがち」(40代男性・フリーランス)

コミュニケーション不足

オンライン中心だと情報共有が遅れたり誤解が生じやすい

「チャットだけでは伝わりにくいことが多く、やり直しが発生しました」(20代・デザイナー)

コスト管理

ドロップイン利用の積み重ねが意外に高くつく

「気軽に使っていたら月の利用料が想定以上になってしまった」(30代・コンサルタント)

リモートワークスペースの種類と特徴

リモートワークスペースの種類は下記のとおりです。

種類

特徴

向いている人

コワーキングスペース

共有型、交流が盛ん、自由な席選びが可能

人脈を広げたい、刺激を得たい人

シェアオフィス

個室あり、比較的静か、ビジネス向けサービスが充実

個人事業主、中小企業

レンタルオフィス

完全個室、法人登記や会議室あり、契約単位は長め

拠点を持ちたいフリーランス・法人

カフェ

気軽に使えるが混雑や騒音が気になることも

一時的な作業や気分転換を求める人

図書館

静かで集中できるが会話・通話がしにくい

執筆作業や読書に集中したい人

コワーキングスペースとシェアオフィスの違い

コワーキングスペースとシェアオフィスには、下記の違いがあります。

比較項目

コワーキングスペース

シェアオフィス

料金

月額5,000円~/ドロップインあり

月額20,000円~/個室は高額になる傾向

利用スタイル

フリーアドレス、自由席が主

固定席または個室

設備

電源、Wi-Fi、ドリンク、イベントあり

会議室、登記サービス、受付スタッフ等

利用者層

フリーランス、学生、スタートアップ

法人、士業、長期利用を望む個人

契約形態

月額/日額制で柔軟

月単位・年単位契約が主



レンタルオフィスの選び方

レンタルオフィスは次の観点で選びましょう。

ポイント

内容

立地

・駅近でアクセスが良い立地が望ましい

・クライアントとの打ち合わせが多い場合は都心や主要駅近辺が適している

設備

・会議室、複合機、受付、ロッカー、法人登記対応などが揃っている

・オンライン会議用の個室ブースがあると便利

料金

・初期費用が抑えられている

・月額料金が明確で、光熱費や共益費が含まれているとコスト管理がしやすい

契約条件

・最低契約期間が短い(1ヶ月単位など)

・解約時の予告期間や違約金などが明記されており、柔軟性がある

おすすめのサービス

・24時間365日利用可能である

・Wi-Fiやセキュリティ対策が万全

・フレキシブルに使えるプラン(従量制・月額定額など)が選べる

・ラウンジやフリードリンクなどの付帯設備が充実している

カフェ・図書館活用のポイント

カフェ・図書館活用のポイントは下記のとおりです。

観点

カフェ

図書館

静かさ

・混雑時間帯(昼食時・夕方など)を避ける

・周囲への配慮を忘れずに

・静かな環境で集中しやすい

・会話・通話が制限される点に注意

電源

・電源席の有無を事前に確認

・長時間の占有は避ける

・電源利用が禁止されている場合もある

・事前確認またはモバイルバッテリーを用意

Wi-Fi

・無料Wi-Fiの有無・通信速度を確認

・セキュリティが気になる場合はVPN使用

・Wi-Fi未対応の施設も多いためモバイルWi-Fiが安心

また、下記のマナーを守りましょう。

  • 長時間の席占有を避ける

  • 通話やWeb会議を避ける(図書館では特に注意)

  • 飲食ルールを確認し、施設ごとのルールを守る

  • 周囲の利用者に配慮し、音や態度に注意を払う

都内のおすすめリモートワークスペース

2025年の最新情報に基づき、都内のおすすめリモートワークスペースを厳選しました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

駅徒歩5分以内のスポット

利便性の高い駅から徒歩5分以内のリモートワークスペースを紹介します。

  • 快活CLUB:完全個室、ドリンクバー、シャワー、電源・Wi-Fi完備

  • SPACES 大手町ビル:東京メトロ「大手町駅」直結。カフェ併設の洗練された空間

  • H¹O 日本橋茅場町:茅場町駅徒歩1分。遮音性の高い個室完備

  • BIZcomfort 代々木:代々木駅徒歩3分。TELブース完備

それぞれ詳しく見ていきましょう。

快活CLUB

快活CLUBは全国展開する複合カフェでありながら、テレワーク対応型の完全個室を備えた快適なワークスペースとしても注目を集めています。都内各地に複数の店舗があり、いずれも駅から徒歩5〜10分圏内とアクセスが良好です。

鍵付き個室にはWi-Fiや電源、ドリンクバー、空調設備が整っており、周囲の音を気にせずWeb会議や集中作業に取り組めます。リーズナブルかつ柔軟に使える点から、フリーランスや副業ユーザーにも人気があります。

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SPACES 大手町ビル

SPACES大手町ビルは、東京メトロ「大手町駅」直結、JR「東京駅」からも徒歩8分という好立地にあるハイグレードなコワーキングスペースです。政府系機関や大手企業が集まる日本経済の中心地に位置し、洗練された内装と設備が整っています。バリスタカフェ、共有ラウンジ、会議室、イベントスペースなど、働く環境としての充実度はトップクラスです。

H¹O 日本橋茅場町

H¹O日本橋茅場町は、東京メトロ日比谷線・東西線「茅場町駅」徒歩1分という立地にある、小規模ハイグレードなサービスオフィスです。完全個室のオフィスに加え、用途別に活用できる共用ラウンジ、12室のWeb会議室、スターバックスのコーヒープログラムなど、多機能な設備が整っています。特に顔認証による生体認証セキュリティや、遠隔空調管理、週5回のゴミ回収サービスなど、働く人の快適さと安心を徹底的に追求した設計が特長です。

BIZcomfort 代々木

BIZcomfort代々木は、JR「代々木駅」から徒歩4分、都営大江戸線や小田急線「南新宿駅」からもアクセス可能な好立地にあるコワーキングスペースです。24時間365日利用でき、フロアごとに機能が分かれているのが大きな特長。1階はカフェブースとWeb会議OKのスペース、2階には固定席や個室テレフォンブース、3階は自習室やサイレントブースと、用途に応じて使い分けができます。

完全個室で集中できる施設

リモートワークにおいて「集中できる環境」は非常に重要です。特に周囲の視線や音が気になる方には、完全個室タイプのワークスペースが最適です。以下では、東京都内で人気の高い完全個室型のワークスペースを4つ紹介します。



施設名

最寄駅・アクセス

個室利用可否

特徴

MID POINT渋谷神泉

神泉駅 徒歩3分 / 渋谷駅 徒歩10分

1〜4名用 完全個室

ビル全体がシェアオフィス

会議室・テラスあり

HAKADORU 新宿三丁目店

新宿三丁目駅C1出口から徒歩30秒 / JR新宿駅から徒歩5分

1名用 完全個室

防音性に配慮された設計

ビジネスエアポート丸の内

東京駅 徒歩5分 / 二重橋前駅 徒歩2分

1〜16名用 完全個室

法人向け高級オフィス

登記可・家具付き・24時間利用可

全国の拠点ラウンジも使える

BasisPoint 西新宿店

西新宿五丁目駅 徒歩4分

1〜6名用 鍵付き個室

80室超の鍵付き個室。1日単位〜月額まで柔軟。都庁眺望&休憩ラウンジあり

MID POINT渋谷神泉

MID POINT渋谷神泉は、神泉駅から徒歩3分、渋谷駅から徒歩10分にあるコワーキングスペース併設のシェアオフィスです。 ​1~2階には開放的な共有ラウンジやキッチンスペースがあり、3~7階には1名から4名まで利用可能な完全個室やブース席が配置されています。​

8階には会議室とテラスが設けられており、多様なワークスタイルに対応しています。​各個室にはデスク・チェア、インターネット環境、専用ポストなどが完備されており、プライバシー性が高く、集中して作業に取り組める環境が整っています。​

HAKADORU 新宿三

HAKADORU 新宿三丁目店は、新宿三丁目駅C1出口から徒歩30秒、JR新宿駅から徒歩5分の場所にあるリモートワークスペースです。1名用の個室や会議室が用意されており、予約制で必要なときにすぐ使える環境が整っています。個室は防音性に配慮された設計で、Web会議や集中作業にも最適。スタイリッシュな内装と清潔感のある空間は、女性ユーザーにも人気があります。

ビジネスエアポート丸の内

ビジネスエアポート丸の内は、東京駅から徒歩5分と抜群の立地に位置する上質なビジネス環境を求める方に最適なサービスオフィスです。

完全個室タイプの「ROOM」プランでは、1名から16名までの幅広い人数に対応し、施錠可能な専有スペースと家具、インターネット環境を完備。24時間365日利用可能で、法人登記や住所利用にも対応しています。

BasisPoint 西新宿店

西新宿五丁目駅から徒歩4分という利便性の高い立地にある「BasisPoint 西新宿店」は、1〜6名用の鍵付き個室を備えたコワーキングスペースとして、多様なニーズに応えています。住宅街とオフィスビルが混在するこのエリアは、落ち着いた雰囲気とアクセスの良さが両立する穴場的存在。新宿中央公園や東京都庁を臨む眺望が広がる空間で、集中して業務に取り組める環境が整っています。

館内には合計80室の鍵付き個室があり、完全個室でセキュリティも万全。短時間利用や1日単位のドロップイン利用、法人契約による月額利用にも対応しており、用途に応じて柔軟に活用できます。

月額2万円以下のプラン

コストを抑えつつ、快適な作業環境を確保したい方にとって、月額2万円以下のリモートワークスペースは魅力的です。都内でおすすめの格安ワークスペースを4つ紹介します。



施設名

月額料金(税込)

fabbit八王子

フリー席14,080円

Open Office FOREST 池袋

マンスリープラン 15,000円

NAGAYA AOYAMA

フルタイムA 19,800円

AWS Startup Loft Tokyo

無料(AWS会員のみ)

fabbit八王子

fabbit八王子は、京王八王子駅から徒歩1分、JR八王子駅からも徒歩4分と、通いやすい好立地にあるコワーキングスペースです。開放的なフリースペースに加えて、3〜4名用の個室、固定席、会議室など、多様な働き方に対応した環境が整っており、フリーランスから法人まで幅広いユーザーに利用されています。

Wi-Fiや電源、複合機、フリードリンクなどの基本設備に加えて、ロッカーや郵便受け取り、住所登記などのオプションサービスも充実。特に、固定席が月額22,000円、フリー席は14,080円と都内でも比較的リーズナブルな料金設定となっており、コストを抑えつつ快適な作業環境を確保したい方に最適です。

Open Office FOREST 池袋

池袋駅東口から徒歩7分の場所に位置するOpen Office FORESTは、1時間450円からドロップイン可能なコワーキングスペースです。​全40席のうち、固定席が4席、フリーアドレス席が36席用意されています。​

1時間あたり450円からのドロップインが可能で、1日利用(¥1,650/日 ※2025年10月30日まで)にも対応しているほか、ナイト&ホリデー会員(月額¥10,000)など、月額2万円以下で利用できるプランも用意されています。

利用時間は9:00から22:00までで、1時間から終日まで利用可能です。​

NAGAYA 青山

東京都南青山に位置する「NAGAYA 青山」は、自分の働き方やライフスタイルに合わせて選べる柔軟なプランを用意しているリモートワークスペースです。専用個室メンバーは、月額55,000円〜154,000円で、自分専用の空間で落ち着いて作業に集中できるのが魅力です。

AWS Startup Loft Tokyo

目黒駅から徒歩2~3分の場所に位置するAWS Startup Loft Tokyoは、AWSアカウントを持つスタートアップやエンジニアのための無料のコワーキングスペースです。​施設内には、予約制の電話ブースや会議室、一般コワーキングエリア、集中エリアなど、多彩なワークスペースが用意されています。



快活CLUBで快適なリモートワークを

全国展開する複合カフェ快活CLUBは、テレワーク対応の完全個室ブースを完備し、静かで集中できるリモートワーク環境として注目されています。全席に電源・Wi-Fiを完備しており、ドリンクバーの利用や一部店舗ではプリンタ・シャワーなどの設備もご利用いただけます。

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まとめ

テレワークの普及により、リモートワークスペースの重要性はますます高まっています。自分の働き方やライフスタイルに合った施設を選ぶことで、仕事の効率や満足度が大きく向上します。今回紹介した12の施設は、立地・設備・価格のいずれにおいても優れた選択肢ばかりです。ぜひ実際に訪れてみて、あなたにとって最適なワークプレイスを見つけてください。