ダーツシャフトの長さの基準と選び方を初心者向けに解説!一覧表付き

ダーツを投げるとき、重視されがちなバレルやフライト。しかし、このふたつを連結するシャフトも、ダーツの軌道に関わる大切なパーツです。シャフトの長さによって軌道が変わるため、自分の投げ方のクセを踏まえて、素材や形状、長さを決めましょう。

この記事ではダーツシャフトの長さの基準と選び方を初心者にも分かりやすく解説します。さらにシャフトの種類に合わせたダーツシャフトの長さ一覧表も紹介していますので、シャフトを選ぶ際の参考にしてくださいね!

ダーツシャフトとは?

ダーツシャフトとは、ダーツを構成するパーツのひとつで、バレルとフライトをつなぐ部分です。まずは、ダーツシャフトの役割を解説します。

ダーツにおけるシャフトの役割

ダーツのシャフトの役割はバレルとフライトのつなぎです。しかし、ただ単につなぎとしての役割だけでなく、長さや重さによって矢速やフライトの効果の受けやすさなどが異なります。ダーツ全体のバランスを自分好みに整えるのなら、シャフトの長さにもこだわってみましょう。

一般的に、シャフトが長くなればダーツの軌道は弧を描くような飛び方になり、シャフトが短くなればより直線的に飛びます。ただし、シャフトとフライトの組み合わせ次第で、ダーツの軌道は変化するため、シャフトが長い・短いからといって説明通りにならないのもダーツの奥深いところです。

色々な組み合わせを試しながら、自分に合うシャフトを見つけていきましょう。

関連リンク:ダーツの距離はどれくらい?高さや快適に投げるためのスペース、計測方法まで解説!

ダーツシャフトの長さの基準と効果

ダーツのシャフトの長さは主に「ショート」「インビト」「ミディアム(ロング)」の3種類があります。それぞれの具体的な長さは以下の通りです。

  • ショート:23mm以下

  • インビト:24~30mm

  • ミディアム(ロング):31mm以上

一般的に、長いシャフトは安定感があると言われています。しかし、長くなればなるほどフライトの効果は小さくなるため、長ければいいと言うわけでもありません。短いシャフトはより直線的に飛び、長いシャフトは山なりに大きな弧を描くように飛ぶと理解しておきましょう。

また、シャフトとフライトの合計の重量によっても、フライトの効果が変わります。後述しますが、シャフトの素材や形状によっても矢速は変わってくるので注意しましょう。

また、最近ではこの3種類以外にもさまざまな長さのシャフトが発売されるようになりました。シャフトとフライトは無限に組み合わせができるため、最初はあまり難しく考えず、初心者でも扱いやすいインビトがおすすめです。

インビトはメーカーによっては「Mサイズ」や「MiDi」などと表記されていることもあるため、迷うときは何ミリかを確認しましょう。

ダーツシャフトの長さ一覧表

シャフトは使用するものによって表記が異なります。ここでは使用者の多いシャフトの長さを一覧表にまとめました。

紹介しているシャフトは以下です。

  • 紙フライト用

  • Lシャフト

  • Lシャフト(スリム)

  • コンドルフライト

  • 8フライト

長さ(mm)

L

Lスリム

Fit

コンドル

8フライト

紙フライト用

13

130

1

18

2

19

190

19

ショート

21.5

S

22.5

22.5

24

3

26

260

26

インビト

27.5

M

28.5

4

29.5

29.5

30

330

31

5

33

330

33

ミディアム

33.5

L

35

6

37

370

38.5

7

42.5

8

44

440

ショートは23mm以下、インビトは24~30mm、ミディアム(ロング)は31mm以上ということを念頭に置いて各シャフトのサイズを確認しましょう。初めてシャフトを選ぶときは、扱いやすいインビトのサイズに当てはまるものがおすすめです。

ダーツシャフトを選ぶ際のポイント

これまで何度もお伝えしているように、シャフトの長さはダーツの飛びに影響するため、ダーツに慣れてきたらより自分に有効なセッティングを考えましょう。一般的にシャフトが長いほど弧を描くように飛びますが、フライトとの組み合わせによって変わります。

フライトとの相性を加味しない場合、シャフトを選ぶ基準は「短いバレルに長さを持たせるため」「ダーツの重心位置を変えるため」などの理由が挙げられます。

ダーツ全体のバランスを取り、フライトとの組み合わせによる飛びの変化などを考慮するとシャフト選びは実に奥が深いのです。ダーツを投げるのが上手になればなるほど、ダーツのセッティングの変化による飛びの変化を感じることができるでしょう。

初心者向けの選び方

初心者はまずはシャフト選びにこだわるよりも、数をこなして「ダーツを投げることに慣れる」ことが大切です。

そのため、シャフトを選ぶときはインビトなどの初心者にも扱いやすいものを選びましょう。その上で、ロングなどの比較的長いシャフトを選び、飛びが安定するように練習しましょう。少し長めのシャフトを使って狙った的に当たるように練習してみましょう。

関連リンク:ダーツ初心者必見!投げ方や最初に知るべき練習方法を紹介

ダーツに慣れてきた方向けの選び方

ダーツを投げることに慣れて、自分の理想の飛びやフォームができてきたら、シャフトを使い分けてダーツを楽しんでみましょう。

自分が理想とする軌道が「真っ直ぐ」な場合は、短めのシャフトを使い、山なりを小さくすることで比較的真っ直ぐに飛ばすことができるでしょう。反対に「弧を描くように飛ばしたい」なら、長めのシャフトを使いましょう。

素材や形状にもこだわりながら、自分の投げ方に合うシャフトを見つけましょう。

関連リンク:ダーツの投げ方のコツを押さえて上手くなろう! 基礎から上達のコツまで徹底解説!

ダーツシャフトの素材

ダーツシャフトは「プラスチック」「アルミニウム」「カーボン」などたくさんの種類があります。強度が強い素材はダーツが折れにくくなるため人気です。ここからはシャフトの素材を詳しく解説していきます。

1.PC・ナイロン・プラスチック

安価で初心者にも扱いやすいのが、ナイロンやプラスチックが素材のシャフトです。カーボンやチタンと比べると、強度が劣るものの、ほかの素材のシャフトに比べて値段が安いため、破損などを気にせずダーツを投げられるのが魅力。ユーザーも多く、多くの人に親しまれている素材です。

200円〜と安いため、破損してもすぐに交換できるので、初心者の方はナイロンやプラスチック素材のシャフトを使いましょう。色やデザインも豊富なので、ダーツを自分好みにカスタマイズしておしゃれに楽しむのもいいですね。

〇メリット

・200円から購入できるため安価

・破損を気にせずガンガン使うことができる

・色やデザイン長さなどの種類が豊富

〇デメリット

・シャフトが折れやすい

・ほかの素材に比べて破損しやすい

2.アルミニウム

アルミニウムは金属製の素材で軽いのが特徴です。ダーツをよくプレイする人には定番の素材で扱いやすいと言われています。

プラスチック素材のシャフトは、ハードダーツの先端が刺さると強度負けして折れてしまうことが多いですが、アルミシャフトの方が強度が高いため、プラスチックよりも破損しにくいです。

アルミニウム素材は、長さだけでなく太さによって重さが異なりますが、比較的軽量です。日本ではこのアルミニウムのシャフトを使う人は多くないため、海外製の商品が多くサイズのバリエーションが少ないのが欠点です。しかし、折りたたみのフライトを使っている人には重宝することでしょう。

〇メリット

・500円から購入できるため安価

・フライトがはずれにくい

・装飾や太さ、長さによるが軽め

〇デメリット

・海外製のものが多く、色やデザイン、長さの種類は少なめ

・曲がりやすい

3.カーボン

カーボンは、カーボン繊維を強化プラスチック樹脂と配合して作られている素材です。軽量で重さを変えずに強度を上げることができるため、日本でも使用する人が多いシャフトの1つです。チタンやジュラルミンなどと違い、重さもプラスチックと同じように軽いため、初心者がプラスチックの次に扱うシャフトとしてもおすすめできます。

値段はプラスチックやアルミニウムに比べると2,000~3,000円と高くなりますが、プラスチック製の素材で破損のたびに交換することを考えれば同程度の値段がかかります。そのため、カーボン素材を使った方がコスパがよくなることもあります。

扱いやすいサイズが決まって自分のセッティングが固まったら、カーボンシャフトへの移行も検討してみてください。

〇メリット

・折れにくくて丈夫

・フライトが外れにくい

・0.7~1.5gと軽い

〇デメリット

・2,000~3,000円前後とやや高め

・色やデザイン、種類が少なめ

4.ジュラルミン

ジュラルミン素材は、アルミニウムと銅を混ぜて作られた合金で、アルミニウムのなかでも特に強度が高いことで知られています。ジュラルミンシャフトはそのなかでも「超ジュラルミン」や「超超ジュラルミン」が使用されています。

カーボンよりさらに強度が高く丈夫なため、破損しにくいのが特徴です。少し重量がありますが、この重さがちょうどいいと感じる人もいます。近くに実物に触れるお店があれば、ぜひ試し投げをしてみてください。

プラスチックやナイロンのシャフトから移行する場合は、スリムタイプのジュラルミンを選ぶと重さを減らして違和感を少なくできますよ。自分のセッティングに合わせてジュラルミンも検討してみてください。

〇メリット

・強度が高く折れにくい

・フライトが外れにくい

〇デメリット

・4,000~8,000円と高価

・色やデザイン、種類が少ない

・0.8~3.0gと重量がある

5.チタン

チタン素材は軽量で強度が高く、シャフトとして使用すると「まず折れることはない」といわれています。ただし、メーカーによっては1万円前後と値段が高いため、初心者には手が出しにくいため、プロや上級者向けのシャフトです。

チタンは他の素材に比べて重く、1.3~3.0gあります。プラスチックに比べるとその重さは歴然で、プラスチック素材から移行すると扱いにくいと感じることもあるでしょう。

重心が後ろになるため、これまで使っているものとはダーツのバランスが変わってしまいます。自分のクセを矯正するためにわざと重心を後ろにしたい場合を除き、単に丈夫な素材のシャフトが欲しいというのであれば、カーボンやジュラルミンで問題なさそうです。

〇メリット

・折れにくい

・フライトがはずれにくい

〇デメリット

・高いものでは1万円前後と高価

・色、デザイン、種類が少ない

・重さは1.3~3.0g前後と重たい

ダーツシャフトの形状

シャフトの形状には「ノーマルタイプ」「スリムタイプ」「ハイブリッドタイプ」があります。ただし、シャフトの長さによってはノーマルタイプもしくはスリムタイプしか発売されていないため、形状の選択肢がない場合もあります。

これらの形状は矢速にあまり影響しないため、好みで決めても問題ないでしょう。それぞれの特徴を解説します。

ノーマルタイプ

ノーマルタイプは最もスタンダードな寸胴のような形状です。ダーツをセット購入したときに付属しているシャフトは、たいていこのノーマルタイプのシャフトが入っています。メーカーによっては、「ストレート」と呼ばれることもあります。

セッティングしたときのバランスもほかの形状に比べて一番よく、ダーツ初心者はこのノーマルタイプを使ってみましょう。

スリムタイプ

スリムタイプは、ノーマルタイプに比べて真ん中付近がくびれた形状をしているシャフトです。一部がくびれていることで、ノーマルタイプに比べて軽量化されています。例えばカーボンやジュラルミン素材のシャフトを選ぶとき、少しでも軽量化したい場合は、このスリムタイプがおすすめです。

ただし、中間部分が細くなっている分、折れやすくなるためダーツ中級者・上級者向きです。

ハイブリッドタイプ

ハイブリッドタイプは、ノーマルタイプとスリムタイプの中間の形状をしているシャフトです。「シャフトの根元をバレルと一緒にグリップしているけど、スリムタイプだと持ちにくい」という人や、「リア側をスリムよりも重たくしたいけど、軽さは残したい」 という人におすすめです。

※「ハイブリッド」はコスモダーツの「フィットシャフト」のみに存在する規格名称です

ダーツシャフトとフライトの接続タイプ

シャフトはバレルとフライトをつなぐ連結部分のパーツですが、フライトと接続する部分の形状は大きく「十字タイプ」「キャップタイプ」「フライト一体タイプ」の3つがあります。種類ごとにメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を理解して自分に合うものを購入しましょう。

十字タイプ

十字型は、フライトに接続する先端が十字に切られて四つ股になっているタイプです。フライトに接続する形状としては最もオーソドックスなタイプで、メーカーも種類も豊富で値段も安価です。

L-tyleのシャンパンフライト、ジョーカーのゼロフライトなど折りたたみフライトから立体のフライトまで、各メーカーとの互換性が非常に高いため、ダーツプレイヤーに人気があります。最初に購入するダーツセットに含まれているのもこのタイプです。

十字タイプは、金属シャフトや海外製プラスチックシャフトなどは装着しにくく、フライトがはずれやすいなどのデメリットがあります。ただし、シャフトリングを使うことで解決できるため、装着感に悩む場合はシャフトリングを使いましょう。

キャップタイプ

キャップタイプは、日本メーカーの「フィットフライト」が発売しており、現在では日本で一番人気のあるシャフトです。ペン先にキャップを付けるようにフライトを付けることができるため、扱い方も簡単なのが魅力。

先端が丸く、フライトの穴に入れるだけなので、投げている途中でフライトが外れるストレスがありません。フライトが良く外れることでストレスになっている人は、このキャップ型を試してみてください。

特に、スピンシャフトはほかのシャフトに比べて動きがスムーズで人気が高いですが、専用のシャフトなのでフィットフライト以外のメーカーには互換性がないのがデメリットです。ほかのメーカーからもさまざまなキャップタイプが発売されているのでチェックしてみてください。

フライト一体タイプ

フライト一体タイプは、シャフトがフライトと一体になっているタイプです。そのため、ダーツを投げるたびにフライトを装着したり、緩みをチェックしたりする必要もなく扱いやすいでしょう。ただし、フライトとシャフトを別々に管理したい人には不向きです。

フライト一体型は、柔らかくて丈夫な素材が使われており、持ちがいいのでコスパも抜群です。最近では硬い材質のフライト一体タイプも発売されているのでチェックしてみてください。

ダーツシャフトと併用して使える便利グッズを2点紹介!

ダーツをプレイしているとき、ボードに刺さった衝撃でフライトが外れたり、シャフトの接続部が緩んできたりすることがあります。

このようなことが続くとプレイに集中できなくなったり、イライラしたりしてしまうため、こうした問題を解決できるシャフトリングやオーリングを使ってみましょう。2つのアイテムの特徴を紹介します。

①シャフトリング

ダーツを投げたときにボードに刺さった衝撃でフライトが抜けてストレスを感じるときは、このシャフトリングを使いましょう。

よくあるシャフトは、フライトを差し込むために先端に十字の切れ込みが入っていますが、ダーツを投げたときにしばしば外れてしまうことがあります。このシャフトリングは、フライトとシャフトの接続部を圧迫するように装着することで、フライトを外れにくくするアイテムです。

通常のシャフトリングを使うと、フライトが奥まで差し込めなくなったり、フライトが外れたときにシャフトリングも一緒に飛んで紛失してしまうことも多々あります。

そこで考えられたのが、フライト側に穴を開けて、そこにシャフトリングを通してからシャフトを差し込む方法です。これによって、シャフトリングに邪魔されることなく奥までフライトを差し込むことができるようになりました。

快活CLUBでも、フライトの穴あけパンチを無料で貸し出していますので、ぜひご利用ください。

②O-RING(オーリング)

ダーツをしていると、ダーツボードへの衝撃でフライトが外れる以外にも、シャフトの緩みが気になることがあります。

緩んだシャフトを使うと軌道が変わってしまうこともあるため、ダーツを投げるときにはその都度、緩みがないか確認しなければいけません。特に金属製のシャフトを使用している場合は緩みやすいため快適なプレイができないでしょう。

そこで使いたいのが「O-RING(オーリング)」です。オーリングは小さなゴム製のリングで、シャフトのねじ山に装着して使います。リングをねじ山の奥に入れたあと、シャフトをバレルに装着するだけなので、装着に難しい手順はありませんが、とても小さなパーツなので、初心者は装着に手こずってしまうかもしれません。

オーリングがつけにくいと感じるときは、オーリング専用のリングを使いましょう。ツールの凹部分をシャフトのねじ山に被せて、オーリング側にグリグリと移動させるだけなので、装着に自信がない初心者にもおすすめです。

「ダーツシャフトの長さ」に関するよくある質問

ダーツのシャフトは長い方がいいですか?

ダーツのシャフトは、バレルとフライトをつなぐ重要なパーツです。単なる接続部品ではなく、その長さや重さが、ダーツの矢速やフライトの性能に影響を与えます。ダーツ全体のバランスを理想的なものにするためには、シャフトの長さ選びが重要です。

一般的に、長いシャフトはダーツを弧を描くような軌道で飛ばし、短いシャフトはより直線的な軌道を生み出します。しかし、シャフトとフライトの組み合わせによってダーツの軌道は変化するため、必ずしも上記の通りになるとは限りません。

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まとめ

ダーツシャフトは、長さや素材、形状によってダーツの飛び方に影響を与えます。初心者には扱いやすいインビトサイズやプラスチック素材のシャフトがおすすめ。慣れてきたら、カーボンやジュラルミンなど耐久性の高い素材や、自分の理想の飛び方に合わせてシャフトの長さを調整してみてください。フライトとの接続タイプや便利グッズも活用して、快適なダーツライフを楽しんでくださいね!