テレビ会議に参加するときの服装の選び方

在宅勤務やテレワークが広がりを見せる時代となりました。基本的には自分ひとりで仕事をすればよいので服装も自由ですが、時にはテレビ会議に参加しなければならないこともあるでしょう。画面越しとはいえ人と顔を合わせるわけですから、やはり身だしなみには気をつけたいところです。いったいどのような服装で臨むのがよいのでしょうか。この記事で解説します。

在宅勤務やテレワーク中は部屋着でもいいの?

出勤する必要のない在宅勤務やテレワーク。それまでのように身支度を整える必要がなく、中には部屋着のままで仕事をしている人もいるかもしれません。しかし、部屋着のままの仕事では、「気分が乗らない」「仕事モードに切り替わらない」という状況になりがちです。在宅勤務やテレワークでも、部屋着ではない服に着替えるようにしましょう。

スーツを着たまま遊びに行く気にはなれないように、服装はオンとオフの切り替えには欠かせないものです。ということは、たとえテレビ会議がなくても、着替えはしたほうが望ましいということ。

在宅勤務やテレワークでも部屋着のまま仕事に入らず、気持ちを仕事モードに切り替えることが大切です。そのほうが仕事もはかどりますし、急にテレビ会議の招集がかかっても慌てずにすみます。

また、家に家族や子供がいる場合も、着替えをして仕事をしたほうがオン・オフの違いが伝わりやすくなるはずです。部屋着のままでいると「仕事をしてないのでは?」と、勘ぐられることにもなりかねません。子供が「遊ぼう」とまとわりついてきたり、家族に用事を言いつけられたりという可能性もなきにしもあらず。

きちんと着替えて仕事をしていれば、家族にとっても仕事をしていることがわかりやすくなります。

テレビ会議に参加するときに避けたほうがいい服装

在宅勤務やテレワークでも部屋着ではないほうが望ましいのですが、テレビ会議に参加するとなると、さらに気遣いが必要です。理由は、テレビ会議は公の場であり、仕事の場でもあるから。となると、やはり避けたがほうがよい服装があります。部屋着でなければ何でもOKとは考えないようにしましょう。

先ほどお伝えした通り、部屋着を避けるのは大前提ですが、たとえ部屋着ではなくても、リゾート地に遊びに出かけるようなカジュアルすぎる服装、タンクトップや胸元の大きく開いた服など露出の多い服装は避けることが基本です。このような服は仕事の場にはふさわしくないというだけでなく、テレビ会議に参加している人に不快感を与えてしまう恐れがあります。仕事をする場所がどこであろうと、服装でオンとオフはしっかり分けることを心がけていきましょう。

テレビ会議に参加するときの服装の選び方

では、テレビ会議に参加するときには、どのような服を選べばよいのでしょうか。ポイントとなることを解説します。

襟付きのシャツ、ポロシャツ

テレビ会議で主に画面に映る上半身は、襟付きのシャツやポロシャツを選べば間違いありません。襟の付いている服は、それだけでフォーマル感を演出してくれるので、とても重宝。ネクタイを締めるとかえって窮屈なイメージになってしまうので、ノーネクタイで大丈夫です。

とはいえ、襟元がだらしなくならないようにということだけは、気をつけましょう。すべてのボタンを留める必要はありませんが、開けるなら第一ボタンのみにしておくのが無難です。ボタンダウンのシャツを選べば、襟元がくずれることなくきれいに整います。

ジャケットやカーディガン

ジャケットやカーディガンは、さっと羽織ればビジネスモードに切り替えてくれる優秀なアイテムです。下に着ているのが白いTシャツ、カットソーなどでも、すぐにテレビ会議仕様に変身できます。ぜひ1着、そばに置いておきましょう。いつもスーツを着用して仕事をしている人にとっては、安心感も与えてくれるというスグレモノです。

ただ、千鳥格子など細かい柄の入ったジャケットの場合、画面の向こうの相手の目にチカチカして映ってしまうことがあります。選ぶなら、無地のものにしたほうがよいでしょう。

動きやすいスラックス、パンツ

テレビ会議で画面に映るのは基本的に上半身なので「下は何でもいいや」となりがちですが、着用するなら動きやすいスラックスやパンツをおすすめします。具体的には、ストレッチ素材やゆとりのあるデザインになっているもの。そうは言っても、スウエットでは少々くだけすぎです。何かの拍子に画面に映ってしまうことがあるかもしれませんし、そもそもスウエットは部屋着のカテゴリーに入ります。

では、ジーンズはどうなのでしょうか。最近はビジネスシーンでジーンズを着用する人も増えていますから特に問題はないのですが、動かずに長時間の会議に参加していると疲れてきてしまうことがあります。特にぴっちりしたジーンズは脚を圧迫するため、血行を悪くすることも......。締めつけ感がなく、座っていても楽なスラックスやパンツを購入しておくと安心です。

在宅勤務やテレワークでは、ついつい服装に気を抜いてしまいがちですが、テレビ会議があってもなくても、着替えることは大切です。さらに、テレビ会議に参加する場合は、ちょっとだけ気を遣ってください。服装が相手に与える印象は、なかなか大きなものがあります。お伝えした内容を参考に服装を選び、自信をもってテレビ会議に臨みましょう。

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