ダーツをはじめたばかりのときに直面しがちなのが「ダーツボードにダーツが刺さらない」という悩みです。ダーツが刺さらない、ダーツが弾かれてしまうときは、いくつか原因が考えられます。
この記事では、ダーツが刺さる条件、ダーツが刺さらないときに弾かれる原因をダーツとダーツボード、投げ方の3つに分けて詳しく解説します。ダーツを始めたばかりで、ダーツをうまく投げられないときはぜひ参考にしてくださいね。
ダーツが刺さらないのはなぜ?刺さる条件
ダーツがうまくダーツボードに刺さらないときは、ダーツの角度に問題があるかもしれません。ダーツボードに着地したときの角度が悪いと、ダーツボードをかすってしまうためダーツがうまく刺さりません。
ダーツボードには小さな穴(ビット)がたくさん開いており、この穴に対して垂直に近い角度で刺すのが理想です。実際には多少の角度がついていてもダーツボードが拾ってくれますが、あまりにも急な角度がつくと、ダーツは弾かれてしまうのです。
そのため、ダーツを投げるときはダーツボードへの角度を意識して投げるようにしましょう。
ダーツが刺さらない原因|ダーツ自体の問題
ダーツが刺さらないときは、まずはダーツそのものに原因がないか考えてみましょう。ダーツ自体の問題には以下の4つがあります。
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ダーツ本体にハウスダーツを使用している
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フライトの形状が小さい
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シャフトの長さが合っていない
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チップが曲がっている
それぞれの原因と解決策を紹介します。
①ダーツ本体にハウスダーツを使用している
ダーツそのものの問題として一番多いのが、ハウスダーツを使用していることです。ハウスダーツは初心者が気軽にダーツができるように、各店舗に備え付けられているダーツのことで、カスタムして使うダーツに比べてダーツが安定しにくいのが特徴です。
ダーツそのものが軽いため、ちょっとした力加減で軌道が変わってしまうため初心者のように投げ方が定まっていないとダーツが刺さりにくくなってしまうのです。
解決策
ハウスダーツで軌道が安定せず、ダーツボードにうまく刺さらないときは、自分のクセをカバーしてくれるマイダーツを購入しましょう。
本格的なマイダーツにはバレルにタングステンと呼ばれる金属が使われており、持ったときにずっしりと重みがあります。これにより軌道が安定しやすくなってダーツが刺さりやすくなります。マイダーツを購入したら、ご自身の投的フォームを見直しながら、確実にダーツボードに刺さるように練習しましょう。
②フライトの形状が小さい
フライトの形状はダーツの飛びに影響します。フライトとはダーツが刺さる部分と反対部分で、羽根のようにダーツの飛び方をコントロールしています。色々な形状があり、矢速にも影響するのが特徴です。
スリムフライトのような小さなフライトを使っていると、ダーツの安定感が失われてしまうため、ダーツボードから弾かれる原因になります。また、フライトがボロボロになっていてもダーツが安定しないため注意しましょう。
解決策
現在小さなフライトを使っており、ダーツボードにうまく刺さらないときは、大きめのフライトを使いましょう。例えば、スタンダード型やシェイプ型は表面積が大きいため、矢速や軌道を安定させやすくします。
ダーツを初めてとりあえずマイダーツを揃えたという人は、スタンダード型やシェイプ型などの大きめのフライトを使ってみましょう。小さなフライトにこだわりがある場合は、小さなフライトのなかでも表面積が大きいものを使い、徐々に小さいフライトに変えていきましょう。
③シャフトの長さが合っていない
ダーツが刺さらない、もしくは刺さりが甘いときは、シャフトの長さが合っていないかもしれません。
シャフトとはバレルとフライトの連結部分のパーツで、さまざまな長さがあります。シャフトの長さに正解はないため、自分に合うシャフトの長さを知ることが大切です。長い方が投げやすい人もいれば、短い方が投げやすい人もいるため、自分に合うシャフトに出会うのに時間がかかるかもしれません。
解決策
ダーツシャフトの長さが合っていないときは、色々なシャフトを試してみましょう。シャフトの長さはざっくり、「短め」「中間」「長め」の3つのパターンがあります。3つのパターンを試しながら、自分が刺さりやすいものを選んでみてください。
また、シャフトを試すときは「エルシャフト」と呼ばれるものがおすすめです。日本で最も有名なシャフトの1つで、ダーツ業界の基準にもなっています。「L190」「L260」「L330」などのシャフトを試してみましょう。
④チップが曲がっている
これまでダーツボードに刺さっていたのに、だんだんとダーツボードに刺さらなくなっていると感じるときは、チップが曲がっていないか確認してみましょう。ダーツが刺さらなくて悩んでいる人に多い原因の1つです。
チップとは、ダーツの先端のプラスチック素材のパーツで、ダーツボードに接触する部分です。チップが曲がっていると、ダーツの角度は直角でも先端がさらに角度が付いているため刺さりにくくなります。
解決策
ダーツのチップは消耗品です。特にチップはダーツボードと直に接する部分であるため、破損や折れ、曲がりが起こりやすい部分でもあります。
小さなパーツであるため、交換をケチってしまいがちですが、新品と古いものとでもその性能は大きく変わります。消耗品だからといって、安価なものを使っている人は、これをきっかけにプロ仕様の高性能チップの使用も検討してみましょう。破損のしにくさや矢速、軌道の安定性も変わりますよ。
ダーツが刺さらない原因|ダーツボードの問題
ダーツが刺さらないときはダーツボードにも原因があるかもしれません。考えられるのは以下の2つの原因です。
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ダーツボードが古く、劣化している
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ダーツボードにチップが埋まっている
それぞれの原因と解決策を紹介します。
①ダーツボードが古く、劣化している
ダーツボードも使い続けるうちに徐々に劣化していきます。ダーツボードの盤面には、無数の穴が開いていますが、この部分が劣化するとダーツが弾かれやすくなります。
特に投げ放題を行っているアミューズメント施設やネットカフェなどは消耗が激しく、ダーツが刺さりにくい場合があります。普段よりダーツが刺さりにくいときは、ダーツボードが古くなっていないか確認してみましょう。
②ダーツボードにチップが埋まっている
次に考えられるのが、ダーツボードに折れたチップが埋まっている場合です。前述のように、チップは消耗品であり、ダーツを投げたときに曲がったり折れたりすることがあります。
ダーツボードにチップが刺さっているときは、ペンチや専用の道具で取り除くことが可能です。お店に言えば、チップを取り除いてくれたり、台を交換してくれるでしょう。
ダーツが刺さらない原因|ダーツの投げ方の問題
最後に考えられるのが、ダーツの投げ方の問題です。具体的には以下3つの理由が考えられます。
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ダーツの軌道がバラバラ
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ダーツを投げる力が弱い
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ダーツの入射角が山なりで急
それぞれの原因と解決策を紹介します。
関連記事:ダーツの投げ方のコツを押さえて上手くなろう! 基礎から上達のコツまで徹底解説!
①ダーツの軌道がバラバラ
ダーツボードに刺さったり刺さらなかったりするときは、ダーツの軌道がバラバラになっている可能性があります。
ダーツボードに真っ直ぐ刺さったり、山なりに刺さったりするなど軌道がバラバラの場合は、狙ったエリアにきちんとヒットできなくなるため、投げ方を根本的に見直すようにしましょう。
解決策
ダーツの軌道がバラバラなときは、自分のダーツフォームの動画を撮影して自分の立ち姿や投げ方をチェックします。できているつもりでも、無意識に変なクセが付いているのはよくあることです。
真正面、真横、後ろなどさまざまな角度から撮影して、プロや上手な人の投げ方と比較して、フォームを矯正することで改善します。
②ダーツを投げる力が弱い
女性に多いのが、ダーツを投げる力が弱いためにダーツボードに弾かれてしまうことです。投げる力が弱すぎると、正しい入射角でもビットにハマらず弾かれてしまうことがあります。
特に初心者の場合は、ダーツに上手く力を乗せることができずふわっとした軌道になりがちです。まずは、真っ直ぐ投げられるように、力の入れ方を見極めましょう。
解決策
ダーツを投げるときに大きな力は必要ありません。しかし、全く力が要らないかといえばそういうわけでもありません。
ふわっとした軌道になりがちな人は、手首のスナップを効かせて少しだけ力を加えたり、ダーツに力を乗せるように意識してみましょう。ダーツボードとの距離を短めにして、徐々に距離を伸ばしながら力を乗せる練習もおすすめです。
③ダーツの入射角が山なりで急
ダーツの入射角が急すぎると、ダーツボードに刺さらず弾かれてしまうことがあります。特に大きく山なりに投げていると入射角が急になって、ダーツボードから弾かれてしまう原因になるため注意しましょう。
上達すれば山なりでも狙ったエリアに投げることができますが、初心者のうちは、もう少し直線的なイメージを持って投げる練習をしてみてください。
解決策
ダーツの入射角が山なりで急な人は、ハードダーツボードと呼ばれる麻でできた昔ながらのダーツボードを使って練習してみましょう。
ハードダーツボードは、チップ部分が鋭く、ダーツの刺さった角度がはっきりとわかります。そのため、自分の入射角を確認しやすいのが特徴です。また、ハードダーツは音も静かなので、自宅でダーツの練習をするのにもピッタリです。
ダーツに関するよくある質問
ダーツには暗黙のルールがありますか?
ダーツの暗黙のルールにはゼロワンでシングルでフィニッシュしてはいけないルールの「マスターアウト」や、「ダブルでしか上がれないルールの「ダブルアウト」などがあります。知らないとマナー違反となる場合もあるため、それぞれを理解しておくことが大切です。
ダーツがまっすぐ飛ばないのはなぜですか?
ダーツがまっすぐに飛ばないときは、手首と肩、肘がまっすぐに揃っていない可能性があります。ダーツを構えて正面からみたときに、手首と肩、そして肘が垂直線上に揃うと、フォームが安定して真っ直ぐに飛びやすくなるでしょう。
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まとめ
ダーツがダートボードに刺さらなかったり弾かれたりするときは、ダーツやダーツボードに問題があったり、ダーツの投げ方に問題がある可能性があります。
ダーツは消耗品であるため、使用頻度の高いハウスダーツや古いマイダーツを使っている人は、パーツの破損がないか確認しましょう。また自分の投げ方とパーツのサイズが合っていない可能性もあるため、動画を撮ったりしてフォームを確認することも大切です。