イヤなことがあったときや、なんとなく気分が晴れないとき、勉強や仕事で煮詰まっているとき、上手に気分転換できればリフレッシュしてまた頑張ろうという気持ちになります。しかし、いざ気分転換するとなると何をしていいか分からなくて困ったことはありませんか?
自分に合う気分転換の方法が見つかれば、マイナスな気持ちを引きずらずまた頑張ることができるでしょう。この記事では、気分転換をするメリットや気分転換をするおすすめの方法を紹介します。
気分転換をするメリットとは?
「気分転換」は気持ちを切り替えるために大切なことだとは分かっていても、そのメリットを理解している人は少なくありません。まずは気分転換にはどのようなメリットがあるかを紹介します。
1.ストレス解消
気分転換をすればストレス解消につながります。イヤな気持ちやイライラをそのままにしていると、ストレスは溜まっていく一方です。ストレスが溜まったままの状態になると、夜眠れなくなったり、暴飲暴食したり、反対にご飯が食べられなくなったりして身体にも大きな影響を及ぼします。
食事がのどを通らなかったり眠れなかったりすると、体調を崩してしまい学業や仕事のパフォーマンスが低下してしまうことも。気分転換をしてストレス発散をすることは、健やかな健康を維持するためにも大切なのです。
2.集中力が高まる
仕事や学業、家事、育児、趣味などやるべきことがある人は時間に追われがちで、切羽詰まってしまうとイライラしたり余裕がなくなったりしてしまいます。すると、集中力が低下してイージーミスも増えてしまうでしょう。
集中力は長く続かないからこそ、適度に気分転換をすれば必要なときに高い集中力を発揮できます。良い結果を導くためには、適度な休憩を挟んだり、ほかのことで心と身体を休めましょう。
3.自己肯定感が高まる
イヤなことがあるとどうしても気分が落ち込んでしまい「自分はダメな人間だ」と思ってしまうでしょう。イヤなことがあって自己肯定感が低下するのはごく自然なことですが、必要以上に落ち込んでしまうと、今度は無気力になって物事に興味を持てなくなってしまいます。
気分転換は、余計なストレスを解消して自己肯定感を取り戻すことにもつながります。仕事で失敗してしまったのなら、気分転換をして再挑戦してみましょう。そして成功したならば、より達成感や満足感を得られ自己肯定感を高めることができます。
4.イヤなことを引きずらない
気持ちの切り替えが苦手な人は気分転換することでイヤな気持ちを引きずらないようにできます。イヤなことがあったときは、ズルズルとそのことばかりを考えてしまいがちです。しかし、それによって得られることは少ないでしょう。
気分転換して、気持ちを切り替えることができれば解決策が浮かんできたり、気持ちが切れたりして前向きに取り組めるようになります。
気分転換方法おすすめ12選
気分が晴れないときにリフレッシュできる方法は人それぞれ違います。また、そのときの体調や気分によっても前回とは違う方法の方が気が晴れることもあるでしょう。ここからは気分転換におすすめな方法を12選紹介します。
1.音楽を聴く
手軽に気分転換できる方法のひとつが音楽を聴くことです。イヤホンとスマホがあれば、どこにいても音楽を聴けるため実践しやすいでしょう。
音楽を聴くと脳内から「ドーパミン」や「セロトニン」などの神経伝達物質が分泌されます。これらの物質はストレスや不安を軽減して、心身をリラックスさせる効果があります。ストレスを感じているときに聴けば曲に意識をそらせることもできるでしょう。
音楽で気持ちを切り替える方法もいくつかありますが、まず自分の今の気持ちに寄り添った曲を聴いてみましょう。元気を出したいときは応援ソング曲、泣きたいときはバラードソング、失恋したときは失恋ソングなどのように、そのときの気持ちに近い曲ならば共感しやすいのでおすすめです。
2.太陽の光を浴びる
気分が落ち込む日が続くときは、太陽の光を浴びて気分転換をしましょう。「幸せホルモン」とも呼ばれるストレス軽減に役立つ神経伝達物質の「セロトニン」は、適度な運動やバランスの良い食事のほかに、日光浴でも増やすことができます。
気分が沈んでいるときは、カーテンを開けて太陽の光を浴びて深呼吸してみましょう。春と夏は1日15分程度、秋と冬は1日30分程度の日光浴がおすすめです。
また、朝起きて日光浴をすると、夜に睡眠ホルモンが十分に分泌されるため体内リズムが整って睡眠の質が高まることが分かっています。気分が落ち込むと寝つきが悪くなったり眠れなくなったりするため、朝起きたらカーテンを開けて日光浴するのを心がけてみてください。
3.アロマオイルを使う
アロマオイルには気持ちを落ち着かせたりポジティブな気持ちにしたり、ストレスを和らげたりする効果が期待できます。そのときに抱えている悩みに合わせた香りを使用することで、匂いに癒されながら気分転換をしてみましょう。
ポジティブな気分になりたいなら、甘くてさわやかな香りが特徴の「オレンジ・スイート」を、気持ちを落ち着かせたいときは鎮静作用のあるビターな香りが特徴の「ベルガモット」を、ストレスや不眠で悩んでいるときはリラックス効果がある、みんながよく知る香りの「ラベンダー」がおすすめです。
アロマスプレーがあれば出先でもタオルやハンカチに吹き付けて香りを楽しむことができますよ。
4.お風呂に入る
作業をしていて集中力が低下してきたときは、お風呂に入って気分転換しましょう。お風呂に入ると血の巡りが良くなって疲労回復を促します。さらに肩こりや腰痛、冷えが緩和するので、疲れた体をリセットしてくれるのです。
自宅で入浴するときは、疲労回復効果やリラックス効果のある入浴剤を使用するのも良いでしょう。ヒーリング効果のある音楽を流すと、よりリラックスできて良い気分転換になります。
環境を変えたいときは、温泉施設などに出かけてみるのもおすすめです。広い湯舟は特別感がありますし、何よりもワクワクします。お風呂にゆっくり浸かって日々の疲れを癒してください。
5.散歩をする
散歩は道具やお金を使わずに気分転換ができます。風や匂いを感じながら歩けば脳がリフレッシュして、日々のストレスを解消できます。これもセロトニンの効果です。自然を感じることで、五感が刺激されて新しいアイデアがひらめくこともあるでしょう。
普段とは違う道を通れば、新しいお店との出会いがあるかもしれません。ただ歩くだけでも視点を変えれば新たな発見があって面白いです。音楽を聴きながら歩いたり、途中で休んだりしながら自分のペースで楽しみましょう。
散歩する時間は15〜30分を目安にします。20分以上歩くと有酸素運動になって運動不足解消にもなります。早起きが得意な人はセロトニンが分泌を促してくれる朝の散歩がおすすめです。
6.ストレッチをする
気分が晴れないときは、じっとしているよりも体を動かした方がリフレッシュになるものです。体を動かすのが億劫なときでもストレッチやヨガをして適度に汗をかくと心もスッキリするでしょう。
ストレッチやヨガは、硬くなった筋肉をほぐして血の巡りをよくしてくれます。疲れているときは体に老廃物が溜まってリンパの流れが滞りがちです。東洋医学では血の巡りが悪くなると気の巡りも悪くなって自律神経が乱れると言われています。
仕事が煮詰まっているときもストレッチをすれば体がほぐれて気分転換になります。深呼吸しながら手を上に上げて体を伸ばしたり屈伸をしたりするだけでも気分転換になりますよ。
7.部屋の掃除をする
部屋の状態は自分の心の状態を表していると言われています。部屋や机の上が散らかっていると、心もストレスが溜まっている状態です。
精神状態が悪くなると、やる気が起きず部屋を片づける気になりません。そして、どこに何があるか把握できず、すでにあるものを買ってしまったり、ストレスの反動で不必要なものまで買ってしまうこともあります。
部屋が散らかっていると、ストレスが増える、集中力の低下、自己肯定の低下などあらに悪循環を招きます。汚れた部屋は健康にもよくありません。散らかっている部屋を片づけると、部屋だけでなく心もスッキリします。思い切って断捨離をしてスッキリさせましょう。
8.映画を観る
気分転換したいときは映画を観るのもおすすめです。映画を観て感情が揺さぶられたり、登場人物に感情移入することで、デトックス効果を得られます。泣ける映画を観て思いっきり涙を流せば、いつの間にか気持ちがスッキリすることもあります。
涙には、ストレス成分の「コルチゾール」を低下させる成分が含まれています。このコルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれていて、心と体に影響を及ぼします。涙を流して余計なストレスホルモンを排出すれば、自律神経の副交感神経が優位になって、自然と心が落ちつきます。
映画はネットカフェやサブスクなどでも観ることができます。気分転換のために、映画館やネットカフェでリフレッシュしてみましょう。
9.美味しいものを食べる
気分転換には美味しいものを食べて元気を出すのもいいですね。甘いものやすきなものなど美味しいものを食べると不思議と元気が出るのは、実は化学的にも証明されています。甘いものや美味しいものを食べると、幸せホルモンである「ドーパミン」や「セロトニン」が分泌されるためです。
さらに、思い入れのある料理や子どもの頃によく食べた家庭の味は「コンフォートフード」と呼ばれ、ストレス軽減や心の安定に役立つことが分かっています。
心が疲れているときは、栄養バランスは二の次にして、自分が食べたいものだけ好きなだけ食べる日にしてもいいですね。いつも頑張っている自分を労わりましょう。
10.温かい物を飲む
「ほっと一息つく」という言葉があるように、温かい飲み物で気分転換する方法もあります。飲み物もアロマと同じようにリラックス効果があるものや疲労回復効果があるものなど、好みや気分に合わせて温かい飲み物を楽しんでみましょう。
例えば、気分がどんよりしているときは「カモミール」「ジャスミン」「ラベンダー」などのハーブティーがおすすめです。疲労回復には「お酢ドリンク」「豆乳」「カフェインを含む飲み物」などがおすすめです。作業の休憩中などに取り入れてみましょう。
カフェインやアルコールを飲みすぎるのはよくありませんが、適量であればストレス緩和や入眠のサポートをしてくれるでしょう。
11.仮眠する
集中力が低下しているときは思い切って仮眠をするとリフレッシュできます。仮眠をすると、眠気を解消して疲労感を軽減することができます。すると再び集中力が高まり、パフォーマンスが向上します。一度睡眠を取ることで、意欲も増すため前向きに取り組めるでしょう。
仮眠を取るときは15〜20分程度の短い睡眠時間が最も効果的です。長時間の睡眠はかえって眠気を誘ったり体内リズムが乱れる原因になって逆効果になることもあるため注意しましょう。
寝つきが悪い人や環境を変えると眠れない人は目を閉じるだけでも、リフレッシュになります。仮眠後は、伸びをしたり立ち上がったりするとスッキリと目覚められるでしょう。
12.家族や恋人、友人と過ごす
1人でいるとあれこれ考えてしまうときは、家族や恋人、友人と過ごすのも気分転換になります。
誰かと過ごした方が気持ちが紛れることもありますし、話を聴いてもらうことで心が軽くなることもあるでしょう。自分の気持ちを誰かに話すと、モヤモヤしている原因が分かって現状を受け止めやすくなります。
また、家族や恋人、仲の良い友人であれば話をしなくても誰かがそばにいてくれるだけでも安心できます。一緒にストレス発散のためにカラオケで大声を出したり、映画を観たりしてリフレッシュするのも良いですね。1人で過ごすのがイヤなときは、誰かを誘って気分転換してみましょう。
気分転換の方法を試す際の2つの注意点
気分転換をするとき、どうしても頭の片隅にモヤモヤやイライラの原因がちらついてしまうでしょう。そんなときは次の2つの注意点を意識することで、上手に気分転換ができるようになります。それぞれのポイントを解説します。
1.悩み以外のことに意識を向ける
気分転換をするときは悩み以外のことに意識を向けましょう。リフレッシュするために読書をしたりお風呂に入ったりしているのに、その最中に悩みごとをしてしまうのは本末転倒です。
気分転換のときに大切なのは、悩み以外のことに意識を向けて気分転換の最中はイヤなことを思い出さないようにすることです。思いっきり集中するか、なるべく頭の中を空にするのがポイントです。
そのためには、映画や音楽など作品の世界に集中できるものがおすすめです。そのほかにもカラオケで大声を出したり、マンガの世界に没頭したりするのも悩み以外のことに意識が向くので実践してみてください。
2.心や体に良い作用がある気分転換をする
気分転換の方法はさまざまですが、せっかくなら心だけでなく体にも良い作用がある方法を取り入れましょう。お風呂やストレッチなどはリラックスできるだけでなく、疲労回復効果もあるため、体にも良い作用をもたらしてくれます。
一方で、アルコールを飲んだりたばこを吸ったりして気分転換をする方法もあるでしょう。適量であれば、リフレッシュできる方法ですが、どちらも過剰摂取は体にとってよくありません。食べ物でも好きだからといって、辛い物を食べ過ぎてしまうのも問題があるかもしれません。
こうしたもので気分転換するときは、適量に止めておきましょう。
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まとめ
イヤなことがあったときや、なんとなく気分が晴れないときは気分転換が大切です。気分転換の方法がわからないときは、今回紹介したたくさんの気分転換の方法で思う存分リフレッシュして気持ちを切り替えてみてください。
普段とは違う方法で気分転換したいときは、快活CLUBがおすすめです。さまざまなアミューズメントを楽しんでリフレッシュしてみてくださいね。